足関節捻挫 足関節靭帯損傷

靱帯 捻挫

足首捻挫

気をつけて! 意外な場所を痛めます!
足首のねんざでは、ひどいケガでも意外とすぐにスポーツ復帰ができてしまいます。
そこに落とし穴ががあります。数ヶ月から数年経過すると悪くなってきます。
スポーツドクターの診察と、超音波(エコー)検査と、レントゲン検査が必要です。
レントゲン検査だけの診察や、MRI検査だけを中心とした診断は足関節の場合は危険です。



注意)子供の足首捻挫
レントゲン検査等で異常がなくても、中学1、2年生くらいまでの子供さんが足首を捻った場合は、靭帯ではなく、剥離骨折や軟骨(骨端線)の負傷をしていることが多く、小学生ではほとんどが裂離(れつり)骨折、剥離(はくり)骨折です。検査で異常がないと放置されがちですが注意が必要です。


RICE

POLICE+電気治療

初期治療は圧迫とアイシングと動きの誘導
応急処置(48時間)の基本は R.I.C.E.(ライス)と呼ばれていましたが、現在は、P.OL.I.C.E.(ポリス)となっています。
P=Protect(保護)怪我をした人、怪我の部位を周囲から守ること。とくに、プレー中に起きた時はフィールドから外へ移動するときに怪我が悪化しないよう気をつけることです。
OL=Optimal Loading(適度な負荷) 安静にするのではなく、ある程度動かすことが治ることに大切な要素であることが判明してきました。
I=Icing(冷却)アイスパックやアイスバッグを直接肌に当てて冷やします。
氷は0度のものを使用します。冷蔵庫の氷はマイナスなので水に濡らしてから使用してください。
冷湿布やコールドスプレーはかえって悪化しますので使用しないこと。
C=Compression(圧迫)腫れた部分を圧迫してそれ以上の腫れを予防します。
E=Elevation(挙上)患部を高く保ちます。腫れに引き続くむくみを防止します。

万々クリニックではさらに電気治療をプラスして「POLICES」としています。
S=Stimulation(電気刺激):電気治療は、回復を早めることがわかっています。


<アイシングの考え方> 

1回が20〜30分を1−2時間の間隔をあけて継続することを目安としますが、アイシング時間は、選手の体格やケガした部分がどこかにより変わります。例えば身体の小さな小学生低学年の足首なら10−15分で十分ですし、がっちりしたプロ選手なら同じ足首でも20分くらいは必要になります。冷やしているうちに感覚が無くなったらすぐにアイシングを中止してください。
 捻挫や打撲のけがの直後のアイシングは大切ですが、半日程度経過しても腫れてこなければ、アイシングはかえって復帰を遅らせます。ただし、腫れてくる場合は48時間は行なった方が良いでしょう。




手術? ギプス? サポーター?

日本は昔から、「単なる捻挫」という文化があり、スポーツ界でも「捻挫はケガのうちに入らない」という考えがあります。その考えを全て否定するものでもありません。
ただ知っておいて頂きたいのは、 選手の将来像も考慮した上で治療を選択する協議を行うことが重要であるということです。
要は、プロを目指している選手や、4〜5年以上は高いレベルでスポーツをしたいと考えている選手は、治療方法は慎重でなくてはいけません。


診察時間のご案内

営業時間
8:30-11:45
15:30-18:45
18:45-19:45

・◎土曜日は12時45分まで。
・▲水曜日は 再診のスポーツ予約のみです(初診の方は予約不可です)。

 

休診 日曜祝日

初診の方 午前は11時30分が最終受付
午後は18時30分が最終受付