サッカーの視点で診察します。

 
院長の選手としての経験、指導者としての経験、チームドクターとして、保護者としての4つの立場から、サッカー選手を診察していきます。サッカーの視点で、リスク判定、ポジション別の重症度、チーム事情などによる治療方法の提案など、一般の医療機関や接骨院では出来ない診療スタイルを提供します。

ピッチ内外での自立

自立した選手の集団が強いチームと言えます。体と心の自己管理(セルフケア)ができる。自分で考え、その考えを相手に伝えられる。こんな選手になってもらうために、万々クリニックでは、ケガや痛みの診療も、院長が選手に質問を投げかけ、サッカー医学についてのコーチングとティーチングを行うように努力しています。
一方、リスペクトや感謝の気持ちについては、他人から強いられるものではなく、自分で自然に湧く感情です。しかし、そのためには選手に情報を与えなければなりません。例えば、目の前の人が、何を犠牲にして、何をしてくれているのか。あとはそれを知った選手がどう感じるかということでしょう。

育成に対するアプローチが課題

今の小学生は、サッカーがうまいですね。JFAのテクニカルニュースのvol.74でも、海外の指導者が、日本のグラスツールからジュニア年代のテクニックに感心をしていることが紹介されていました。しかし、その後の育成世代で世界との差はどんどん広がっていきます。なぜでしょうか? 
その一つに、ケガや痛みに対する日本の治療環境の【まずさ】があると万々クリニックでは考えています。例えば、ケガや痛みを検査や病名だけで判断する。また、医師、柔整師だけでなく、指導者、保護者、ネット情報などが、それぞれの治療の持論を展開し、足を引っ張り合うことがある。さらに、一方的に提供する治療のみで、選手参加型の治療ができていないこともあるでは。別の視点で見ると、日本の国民皆保険や、公費補助制度も決して選手にとって良いことばかりではないと感じます。

参考)2016年6月に日本で開催された【U-16インターナショナルドリームカップ】で圧倒的な強さで優勝した国は、後発開発途上国(俗に最貧国)であるマリ共和国(西アフリカ)でした。2015年のFIFA U-17ワールドカップで準優勝、FIFA U-20ワールドカップでは3位と、アンダーカテゴリーでの強豪国となりつつあります。

マリを指揮するヨナスコク・コムラ監督のコメントを掲載しておきます。
「日本の選手のテクニックは本当に素晴らしい。しかし、
日本の選手は『生きるためにはサッカーしかない』という感じではないのかもしれない。他に選択肢があるのかなという印象は受けました。一方、マリの選手にとってサッカーは、生きるため、家族を養うための手段なのです。」
ー中略ー
「選手選考で重視しているのは何よりハートです。」