スポーツ現場の視点での情報を

コンパートメント症候群

2016.09.19

コンパートメント症候群とは、打撲や骨折などで腫れが体の中に強く出て、小さな動脈の血行障害を起こし、筋肉や神経が壊ってしまう危険のある緊急性のあるケガです。次のような場合はすぐに病院とコンタクトを取ってください。特に下腿(膝から下)のケガで、ケガの程度の割に痛みが激しく腫れている場合。足首や足の親指が動かしにくい場合。下腿や足の甲にしびれがある場合。予防は、ケガしたら軽いと思ってもRICEをしっかり行うことです。

サッカー専用のサポーター

2016.09.19

みなさんすでにご存知と思いますが、昨年、某メーカーから、サッカー専用の足首サポーターが発売されました。価格もそこそこで非常に便利です。ただ、使う目的をしっかりと認識しましょう。まずは今の足首の問題点は何かを確認します。そして、解決方法をいくつか挙げます。その中で、問題を解決する一番の方法が、サポーターであれば良いと思います。要はサポーターありきではないということです。特に小学生などは固定までしてサッカーをする意義が、チームの指導者の考え方によっても異なってきます。

痛み止めの薬

2016.10.17
最近、スポーツで問題になっているのが、ロキソニンやボルタレン、カロナールといった痛み止めの薬(消炎鎮痛剤と言います)についての知識不足や乱用です。2013年に、FIFAの医療主任のミシェル・ドーヘ氏が、サッカー選手の抗炎症薬乱用に次のように警告を発しています。

「最も問題なのは、これまで以上にユース年代での問題が発生していることだ。ドーピングよりも、痛み止めの飲み薬(抗炎症薬)こそが最大の懸案事項なのだ。2010年ワールドカップでは、23人中21人が非ステロイド性抗炎症薬(痛み止め)を使用していたチームもあった。全体的には34.6%の選手が使用しており、2006年大会の29%から大幅に増加している。それはユース年代においても使用されているが、今それが深刻な問題であることが浮き彫りになってきている。薬を飲めば痛みは少なくなるが、痛みというのは『警告』なのだから、状況は悪化していく。警笛を無視するようなものだ。」。
万々クリニックでは次のことを提言します。
1)痛み止めの副作用を言えるようにしよう。
2)痛み止めの飲み薬を飲むべきスポーツ傷害と、飲んではいけないスポーツ傷害があることを知ろう。
3)痛み止めを飲んでプレーしたほうが良い試合もあれば、飲むべきではない試合もあることを知ろう。
4)痛みの予防のために痛み止めを飲むことはしないように心がけよう。